1. ホーム
  2. 技術情報
  3. ケーブルアッセンブリ加工:工程と価格

基礎知識読了時間 2 分

ケーブルアッセンブリ加工:工程、加工方式、価格を決める要素

ケーブルアッセンブリ加工は、リールのケーブルを、そのまま組み付けられるケーブルやワイヤーハーネスに変えます。ここでは、その工程で何が行われるのか、どのような加工方式があるのか、購買担当者が良いお見積りをどのような点で見分けられるのかを、順を追って説明します。

マーキング付きの単心線
当社の生産現場から:マーキング付きの単心線。

ケーブルアッセンブリ加工とは?

ケーブルアッセンブリ加工とは、お客様の仕様に基づいて、そのまま組み付けられるケーブル、電線、ケーブルセット、ワイヤーハーネスを製造することをいいます。ケーブル、端子、コネクタ、シール材、保護材から、お客様の工程で手直しなしに組み付けられる部品が生まれます。

ケーブルアッセンブリ加工メーカーが担うのは、生産だけではありません。材料の調達、検査、ドキュメントも手がけることが多く、Powertune ではご要望に応じて開発・設計一式もお引き受けします。

作業工程の概要

  • 定寸切断:図面または切断リストの長さにケーブルを切断します。
  • ストリップ:より線を傷つけずに、決められた長さの絶縁体を取り除きます。シースケーブルでは、さらに外被を剥きます。
  • 単線シールの取り付け:防水コネクタの場合は、圧着の前にケーブルへ単線シールを通します。
  • 圧着:工具を使って端子を導体に圧着し、取り外せない接続にします。
  • その他の接続:用途に応じて、はんだ付け、予備はんだ、超音波接合を行います。
  • 組立:端子をコネクタハウジングに挿入し、ケーブルを結束、保護、マーキングします。ワイヤーハーネスの場合はハーネス組立板の上で行います。
  • 検査:導通、短絡、ピンアサインの正しさを電気的に検査します。要求に応じて、さらに検査を追加します。

これらの工程が Kitzingen の自社工場でどのように進むかは、設備一覧のページでご覧いただけます。

全自動機、半自動機、それとも手作業か?

どの設備を使うかは、主に数量、ケーブル、端子で決まります。全自動電線加工機は、定寸切断、ストリップ、単線シールの取り付け、圧着を一つの流れで行います。まとまった数量で繰り返し生産するケーブルに最適です。半自動機は、作業者がケーブルを送り込みながら個々の工程を担います。段取り替えが速く、試作品や小さなロットに向いています。

大きな断面積、丸形端子、特殊端子、そしてワイヤーハーネスの最終組立は、引き続き手作業です。適した工具を使い、量産と同じ検査を行います。

ケーブルアッセンブリ加工の価格を決める要素

きちんとした価格をお伝えできるのは、図面、部品表、または試作品がそろってからです。工数に最も大きく影響するのは、次の要素です。

  • 数量とロットサイズ:段取りの手間がより多くの部品に分散します
  • ケーブル、端子、分岐の数
  • 端子とコネクタの種類、シール材、特殊部品
  • 材料の入手性とメーカーの最小発注数量
  • 保護とマーキング:コルゲートチューブ、編組チューブ、熱収縮チューブ、印字
  • 検査範囲とドキュメント、例えば耐電圧試験や PPAP

当社からのご提案:見積依頼では、現実的な年間数量と分納数量をお知らせください。そうすることで、材料と生産を経済的に計画できます。

良いケーブルアッセンブリ加工メーカーの見分け方

  • 圧着時の工程監視、例えば圧着力監視
  • すべてのワイヤーハーネスの電気検査と、ご要望に応じた検査記録
  • 材料と工程のトレーサビリティ
  • 自社の設計部門、または少なくともケーブルとコネクタに関する技術的な助言
  • 試作から量産まで、仕入先を変えずに対応できる柔軟さ
  • 認証を受けた品質マネジメント、例えば ISO 9001

Powertune がこれらの点をどのように実践しているかについては、ケーブルアッセンブリ加工と検査・ドキュメントのページをご覧ください。

よくあるご質問

簡潔にお答えします。

ケーブルアッセンブリ加工の費用はどのくらいですか?

一律の価格はありません。決め手になるのは、数量、ケーブルと端子の数、コネクタの種類、保護、マーキング、検査範囲です。図面、部品表、または試作品をいただければ、確かなお見積りをお出しします。

ケーブルアッセンブリ加工にはどのくらい時間がかかりますか?

規模、数量、材料の入手性によって変わります。試作品は、特殊部品を使う量産よりもはるかに短い期間で仕上がります。設計から生産までを自社で行うケーブルアッセンブリ加工メーカーなら、社内のやり取りが短くて済みます。ご希望納期は、見積依頼の時点でお知らせください。

ケーブルアッセンブリ加工メーカーにはどのような資料が必要ですか?

図面、部品表、3D データ、試作品、または要求仕様書です。あわせて数量、納期、検査要求もお知らせください。すべての項目は見積依頼のチェックリストにまとめてあります。