1. ホーム
  2. 技術情報
  3. ワイヤーハーネスとケーブルセットの違い

基礎知識読了時間 2 分

ワイヤーハーネス・ケーブルセット・ケーブルアッセンブリ:違いは何ですか?

購買の現場では、これらの用語はしばしば同じ意味で使われます。しかし設計・生産・見積にとっては、この違いが大きな意味を持ちます。当社の生産現場の例を交えて、全体像をご説明します。

図面に基づく車載電装システムのワイヤーハーネス
当社の生産現場から:図面に基づく車載電装システムのワイヤーハーネス。

ケーブルアッセンブリ

ケーブルアッセンブリとは、定寸切断してストリップし、片端または両端に端子・フェルール端子・丸形端子・コネクタのいずれかを取り付けた 1 本のケーブルです。たとえば、丸形端子付きのバッテリーケーブルや、丸型コネクタ付きのセンサケーブルがこれにあたります。

ケーブルセット

ケーブルセットとは、1 つの用途に属する複数のケーブルアッセンブリをまとめたものです。ばらの状態で納入されることも、結束されていることも、一部が互いに接続されていることもあります。たとえば、電源ユニット用の接続セットや、負荷用の延長セットがこれにあたります。車両製造では、ドイツ語で Leitungssatz と呼ばれることもよくあります。

ワイヤーハーネス

ワイヤーハーネスは、形状の決まった部品です。複数のケーブルが幹線として結束され、決められた位置からコネクタ・センサ・負荷へ分岐します。図面に基づいてハーネス組立板の上で組み立て、コルゲートチューブ・編組チューブ・熱収縮チューブ・粘着テープで保護します。そして、全体をひとつの部品として組み付けます。車両では、複数のワイヤーハーネスが合わさって車載電装システムを構成します。

  • 寸法の決まった幹線と分岐
  • コネクタ・端子・シール
  • 電気的な接続点、たとえば超音波スプライス
  • 保護チューブ・テープ巻き・固定点
  • 電線と分岐のマーキング

お客様の見積依頼にとっての意味

ケーブルアッセンブリであれば、ケーブルの種類・長さ・接続先が分かれば足りることが多くあります。ワイヤーハーネスには、分岐寸法・ピンアサイン・保護を記載した図面が必要です。図面がない場合は、資料を作成するもとになるサンプルでも構いません。どちらもない場合は、見積依頼フォームのワイヤーハーネススケッチや、当社の EPLAN による設計がお役に立ちます。

よくあるご質問

簡潔にお答えします。

ケーブルセットはワイヤーハーネスと同じものですか?

厳密には同じではありません。ドイツ語の「Leitungssatz」は、まとまって使われるケーブルの総称として用いられることが多く、車両製造ではワイヤーハーネスと同じ意味で使われることもあります。判断の基準は、分岐位置の決まった一体の部品としてケーブルが納入されるかどうかです。そうであれば、それはワイヤーハーネスです。

車載電装システムとは何ですか?

車載電装システムとは、車両に使われるすべての電線・ワイヤーハーネス・コネクタ・ヒューズの総体です。多くの場合、複数のワイヤーハーネスで構成され、それぞれが分割位置で接続されています。

Powertune は 3 種類すべてを製造していますか?

はい。当社はケーブルアッセンブリ・ケーブルセット・ワイヤーハーネスを、単品から量産まで製造します。詳しくはケーブルアッセンブリ加工ワイヤーハーネス製造をご覧ください。